2010年度例会   
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■ 2010年度 日本地理教育学会2月例会 (神奈川例会) ■

テーマ:「地域をとらえる―GIS・連携・地図―」

主催:日本地理教育学会集会委員会

共催:川崎市多摩区3大学連携協議会

日時:2011227日(日)13:00-18:00 

場所:日本女子大学西生田キャンパス九十年館B棟28番教室 西生田キャンパスへのアクセス

●GISソフトワークショップ(13:00-15:00)

中村康子(東京学芸大学)「GISの可能性」・深瀬浩三(東京学芸大学)・田部俊充(日本女子大学)

休憩(15:00-15:30)

●例会報告(15:30-18:00)

報告1:池俊介(早稲田大学)「地域調査を活かした地理授業−1970年代の神奈川県立高校の実践の分析から−」

報告2:吉田和義(東京都稲城市立稲城第六小学校)「子どもの知覚環境と地図を活用した身近な地域の学習」

コメンテーター:西脇保幸(横浜国立大学)  

オーガナイザー:田部俊充(日本女子大学)

【趣旨説明】

 2月例会は,地方例会として神奈川県川崎市多摩区にある日本女子大学西生田キャンパスにおいて開催する。テーマは「地域をとらえる―GIS・連携・地図―」である。「地域調査」については,小学校社会科から高等学校地理に至るまで,その困難さが指摘されており,学会でその望ましい方向性を示したいと考える。

 まず,地域をとらえる「地域調査」において,現在注目されているGISソフト「地図太郎」の利用の成果と課題について,PCも準備してワークショップ及びGISの今後の教材開発の可能性について中村会員より講演していただく。なお,このワーショップは川崎市多摩区3大学連携協議会との共催となっており,地域の先生方にも公開する予定である(10名程度)。

 地理教育の活性化を考えていく上で,地域とどのように連携していくか,という視点は欠かせない。池会員からは,神奈川県立高校の地理教員OBの実践資料や聞き取り調査から,1970年代の高校地理教師たちの取り組みを報告していただく。

 吉田会員からは,小学校第3学年における「町たんけん」の授業についての報告及び地図を活用した身近な地域の学習の在り方について検討していただく。子どもの知覚環境の発達を見ると、保育園や幼稚園の年長児から小学校第3学年までは、ルートマップの形成期であり、小学校第4学年以降は、ルートマップからサーベイマップへの移行期と考えられる。小学校第3学年は、ルートマップが形成されるとともに、小学校社会科では、地図学習が開始される重要な時期であるといえる。


■日本地理教育学会2010年度10月例会

テーマ:「地理教育と日本史教育」

主催:日本地理教育学会集会委員会

日時:2010年10月16日(土)15:00-18:00 場所:日本女子大学目白キャンパス百年館低層棟1F104教室(96名)

基調講演:濱野清(文部科学省教科調査官・中高地理)「地理学習と歴史学習の連携」


発表者1:小関勇次(千葉県立東葛飾高等学校) 「地理教育で伝統・文化をどう扱うか」     

発表者2:寺尾隆雄(大妻中学校・高等学校)「地歴連携を意識した日本史授業の展開」     

コメンテーター:伊藤純郎(筑波大)「日本史教育と地理教育の連携」           

総括:戸井田克己(近畿大)              

オーガナイザー:田部俊充(日本女子大学)

【趣旨説明】

 日本地理教育学会では,歴史教育との連携について,近年以下のような例会を開催してきた。

・2007年10月例会:「日本史教育から地理教育へのアプローチ」,「小学校における「地理・歴史科」「地理科」「歴史科」の取り組み」

・2009年6月例会:「地理教育と世界史教育のコラボレーション」,「地理教育と世界史教育のコラボレーション」,「地図活用で世界史教育を深めよう」,「地球市民的資質の育成を目指す世界史学習」

 2010年10月例会においては,まず濱野清教科調査官(地理)より,2012年度から中学校,2013年度から高校で本格実施される新しい学習指導要領(中高地理)の要点と日本史教育との連携についてご講演をいただく。
 次に,地理教育において日本史教育との連携を考えている小関会員,日本史教育において地理教育との模索をしている寺尾会員からそれぞれの学校における取り組みを具体的にご紹介いただく。本例会を通じて,地理と歴史の相互の特性を活かした連携の方向性を探るとともに,実践及び理論の蓄積を重ねたい。

【対 象】 社会科教育,地理教育に携わる教員をはじめ,関心のある方。例会は公開しており,非会員でも参加を歓迎いたします。

【問い合わせ先】 e-mail:
  日本女子大学人間社会学部教育学科 田部俊充
  〒214-8565 川崎市多摩区西生田1−1−1 FAX:044-952-6780



【当日スケジュール】

14:00 設定開始 持ち込みPC接続可

14:30 受付開始 

15:00-15:05趣旨説明:田部俊充(日本女子大学)

15:05-15:30基調講演:濱野清(文部科学省教科調査官・中高地理)15:30-15:40:質疑


15:40-16:05:小関勇次(千葉県立東葛飾高等学校) 16:05-16:20:質疑 16:20-16:25:コメント

16:25-16:50:寺尾隆雄 

16:50-17:00:休憩

17:00-17:15:質疑 17:15-17:20:コメント

17:20-17:45:全体コメンテーター:伊藤純郎(筑波大)

17:45-17:55総括:戸井田克己(近畿大) 

17:55:おわりに

■日本地理教育学会2010年度日本地理教育学会6月例会

テーマ:世界の教え方X アメリカ・カナダ・南北アメリカ

主催:日本地理教育学会集会委員会

日時:2010年6月26日(土)15:00-18:00

場所:東京学芸大学N(北)講義棟1階 N103教室(定員104名) 

発表者:椿真智子(東京学芸大学)・矢ケ崎典隆(東京学芸大学)・山崎祥雄(慶應義塾中等部)

コメンテーター:秋本弘章(獨協大学)・井田仁康(筑波大学)・伊東敦子(早稲田大学系属早稲田実業学校高等部)

座長:近藤裕幸(愛知教育大学)・吉田和義(東京都稲城市立稲城第六小学校)

総括:竹内裕一(千葉大学)・西脇保幸(横浜国立大学)

記録:大高皇(筑波大学・院)・山本隆太(早稲田大学・院)

受付・設定・懇親会:伊東敦子・椿真智子・大矢幸久(学習院初等科)・深瀬浩三(東京学芸大学)

オーガナイザー:田部俊充(日本女子大学)

【趣旨説明】

 6月例会からは,2010年4月から2012年3月までの新しい体制でのスタートである。今まで日本地理教育学会で大切にしてきた,海外のフィールド研究を積極的に行っている地理学者と地理教育実践者のコラボレーションを益々充実させたい。今回は「世界の教え方X アメリカ・カナダ・南北アメリカ」として開催する。

 中学校社会科地理的分野は,学習指導要領の改訂にともない世界の諸地域の学習の充実が改訂のポイントとされている。山ア会員からは,海外の教科書も視野に入れながら,問題解決的な学習への取り組みを紹介していただく。

 一方,高等学校学習指導要領地理歴史科地理B「(3)現代世界の地誌的考察 イ現代世界の諸地域」では「現代世界の諸地域を取り上げ,歴史的背景を踏まえて多面的・多角的に地域の変容や構造を考察し,それらの地域にみられる地域的特色や地球的課題について理解させるとともに地誌的に考察する方法を身に付けさせる。(p.110)」とある。この内容の取扱いには「対照的又は類似的な性格の二つの地域を比較して考察する地誌の考察方法」が示されている。

 カナダ,南北アメリカのフィールドワークを重ねている,椿会員,矢ケ崎会員からは,対照的,類似的な地域の紹介,比較を通し,地誌の多様な魅力を伝えていただきたい。同時に,その発表を契機として,多くの地理教育実践者の学校現場での教育実践の取り組みを期待したい。

【対 象】 社会科教育,地理教育に携わる教員をはじめ,関心のある方。例会は公開しており,非会員でも参加を歓迎いたします。

【問い合わせ先】 e-mail:
  日本女子大学人間社会学部教育学科 田部俊充
  〒214-8565 川崎市多摩区西生田1−1−1 FAX:044-952-6780

【当日スケジュール】

14:00 設定開始

14:30 受付開始

15:00 趣旨説明:田部俊充(日本女子大学)
15:10 発表1「アメリカ地誌の授業実践―地理的スキルの育成を重視した世界地誌学習―」山崎祥雄(慶應義塾中等部)
15:30 質疑 
15:45 コメント:秋本弘章(獨協大学)

15:55 発表2「多文化社会カナダの特質」椿真智子(東京学芸大学)

16:25 質疑

16:40 コメント:井田仁康(筑波大学)
16:50 休憩
17:00 発表3「比較・交流からみた南北アメリカの地域性と全体像」矢ケ崎典隆(東京学芸大学)
17:20 質疑 
17:35 コメント:伊東敦子(早稲田大学系属早稲田実業学校高等部)

17:45 おわりに:西脇保幸(横浜国立大学)・竹内裕一(千葉大学)

17:55 諸連絡 

18:45 懇親会




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