本学会共催 第33回日本地理学会地理教育公開講座

テーマ:「地理総合」と防災・持続可能な社会の構築
日時:2018323日(金)13:00-16:00
会場:東京学芸大学
 
発表1:青木久(東京学芸大):過去の大規模自然災害に着目した教材開発の試み
発表2:高木優(神戸大附属中等教育学校):高等学校「地理総合」における防災と持続可能な社会の構築の授業実践−神戸大学附属中等教育学校の取り組みを事例に−
発表3:小田隆史(宮城教育大):身近な地域の理解を通じた防災,地球規模課題としての災害〜高校「地理総合」への期待
コメント@:池俊介(早稲田大)
コメントA:池下誠(練馬区立大泉西中)
総括:吉田剛(宮城教育大)
企画:田部俊充(日本女子大)
【企画趣旨】
地理教育公開講座では、第31回の筑波大会においては「「地理総合」(仮)とGIS(地理情報システム)」として、高校地理歴史科で必履修化する地理総合の方向性や教材開発について、(1)「地図と地理情報システムの活用」を中心に検討した。第32回の三重大会では「地理総合」の柱の(2)国際理解と国際協力について、「「地理総合」と国際理解・国際協力」として検討した。
33回の東京学芸大学大会におけるテーマは「「地理総合」と防災・持続可能な社会の構築」としたい。 2022年度施行の新学習指導要領では,高等学校の全生徒が必修となる地理総合において「(3)防災と持続可能な社会の構築ア自然環境と災害対応」という項目が新設され「日本国内や地域の自然環境と自然災害との関わりや,そこでの防災対策について考察する」とされている。また「イ生活圏の調査と持続可能な社会づくり」という項目も新設され「生活圏の課題を,観察や調査・見学等を取り入れた授業を通じて捉え,持続可能な社会づくりのための改善,解決策を探究する」とされている。
「ア自然環境と災害対応」「イ生活圏の調査と持続可能な社会づくり」とは具体的にはどのようなことを示すのか、それぞれの立場から具体的にお話していただけることを期待いたします。